小口現金精算・管理が面倒
小口現金精算・管理が面倒と感じる理由
手作業による業務負担
小口現金管理では、いつでも経費精算ができるように、会社内に現金を一定額用意する必要があり、現金を厳密に管理する責任が生じます。
例えば、社員から経費申請があるたびに、支出した金額や使用目的を小口現金出納帳に一件ずつ記録しなければならないため、その都度手作業での確認や記入が面倒に感じられます
ほかにも、営業日ごとに金庫内の現金残高と帳簿上の残高が一致しているかどうかを照合する必要もあるため、わずかなミスがあっても原因を突き止めて修正することも負担となります。
その他小口現金精算・管理のリスク
紛失・不正のリスク
現金を物理的に扱う以上、盗難や着服、不正使用などのリスクは常にゼロにはなりません。過去には数億円単位の着服事件も報告されており、管理体制が一人に依存している場合には不正を見抜くことが難しくなります。
もしも小口現金の残高や領収書の記載漏れが発生すると、原因究明のために調査や訂正作業が必要となるので、さらなる手間を招くことも。リスク軽減のためには、複数人によるチェック体制や定期的な実査が不可欠ですが、これもまた担当者の負担を増やす要因となるのです。
法令への対応
2022年改正の電子帳簿保存法で、取引データの電子保存が義務化されました。スキャナ保存制度の要件緩和とあわせて、紙の領収書を電子化して保存するルールが厳格化されています。
2025年以降は経過措置が終了するため、真実性を確保するタイムスタンプ付与や訂正削除ログの記録・データの検索性確保など、システム導入による対応が必須。これらの要件に違反すると税務調査で罰則を受ける可能性があるため、ペーパーレス化と内部統制を両立させる体制づくりが求められます。
参照元:国税庁|電子帳簿保存法が改正されました[※PDF]
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/0021005-038.pdf
小口現金管理の負担を抑えるには?
定額資金前渡制度による補充
定額資金前渡制度とは、あらかじめ小口現金の開始残高を設定し、使用実績に応じた金額を定期的に補充する方式です。
この制度では、月初に前月の使用分だけを銀行から補充すればよいので、補充作業や帳簿への記載が簡素化。担当者の手間を軽減できるでしょう。補充額が毎回一定であることで管理が安定し、現金の過不足が発生した際にも原因を特定しやすいというメリットがあります。
Excel・スプレッドシートの利用
無料で使用ができるExcelやGoogleスプレッドシートの活用も、対策として挙げられます。これらのツールを使えば、出納帳に記録するたびに手計算で残高を確認する必要がなくなります。
具体的には、支出額や入金額を入力すると自動的に残高が更新されるように関数を設定しておくことで、計算ミスや転記ミスといった人的エラーを減らしやすくなるでしょう。
クラウドサービスの導入
クラウド型の小口現金管理システムを導入すると、現金出納帳のデータベース化や自動仕訳、利用履歴の自動取り込みなどが行えます。
クレジットカードやICカードとの連携機能を通じて支払データを自動で取り込めるサービスや、Web上で申請や承認を一元管理できるサービスなども存在するので、導入によって小口現金管理をスムーズに行いやすくなります。
アウトソーシングで経理代行を依頼する
経理代行などのアウトソーシングを利用することも効果的です。小口現金管理に限らず、仕訳入力や請求書発行・経費精算・給与計算・決算支援までを一括して委託できます。
また、外部の経理アウトソーシング会社に依頼すれば、内部リソースをコア業務に集中させられるほか、複数名によるチェック体制によって属人化や不正リスクの抑制にも繋がります。業務品質の向上にも期待できるでしょう。
立替精算・法人カードなど活用
小口現金の管理負担を根本的に減らす方法として、そもそも現金の取り扱いをやめるという選択肢もあります。
方法として、従業員が一時的に経費を立て替えたうえで、月末などにまとめて精算を行い、その金額を銀行振込で支払うやり方が挙げられます。現金を社内に保管する必要がなくなるので、現金の出納管理や日々の残高確認といった煩雑な作業を行わずに済むのです。
また法人プリペイドカードや法人デビットカードなどを導入することも有効です。これらのカードはあらかじめチャージされた金額の範囲内でのみ利用できるため、予算管理がしやすく、不正利用のリスクも抑えられます。
利用履歴が自動的に記録される点もメリット。帳簿への記入や領収書の確認作業も効率化しやすくなるでしょう。
経理代行といっても代行会社によって対応範囲は様々です。
ここでは、多岐にわたる経理業務の対応・サポートができる経理代行会社3社をピックアップ。各社の対応可能範囲をまとめました。
経理業務を丸投げ
月5万円~依頼できる
経理の特命レスキュー隊
引用元:経理の特命レスキュー隊株式会社公式HP
(https://www.accounting-rescue.com/)
税理士や日商簿記検定1級などの会計資格を持った隊員が、経理業務をまるっとサポート。
一部業務のみを代行
記帳代行だけでも依頼できる
経理外注・記帳代行センター
引用元:経理外注・記帳代行センター公式HP(https://www.tokyo-keiri.com/)
記帳代行や年末調整代行、給与計算代行のみなど、スポットで依頼できるのが特徴。
経理業務フローを改善
体制から見直してくれる
TOKYO経理サポート
引用元:TOKYO経理サポート公式HP
(https://anshin-keiri.eiwa-gr.jp/)
事業内容に沿った経理業務フローの改善提案といった、コンサルティングも行うのが強み。