新人の経理担当者に専門知識が不足している
新人の頃から優秀な人材を確保するのは難しく、専門知識が不足した状態で教育をしなければいけないことも少なくありません。この記事では、経理の新人担当者についてよくある悩みや教育方法についてまとめました。
経理新人を採用した場合のよくある悩み
引き継ぎに十分な時間が取れない
既存の担当者が退職するのに伴って新人を採用する場合、引継ぎ時間が1か月程度しかない場合もあります。業務を引き継ぐには2~3カ月が必要だと言われているのに対し、1カ月では時間が十分に確保できないため日次業務、月次業務の優先度の高いものから順に教えていっても年次業務までしっかり引き継げないこともあります。
資料の用意ができない
資料が十分に用意できていなければ、後任者が業務内容を確認することができません。要因としては、前任者が準備の時間を十分確保できなかったことや、業務が属人化していてマニュアルがないことなどが挙げられます。引き継ぎながらマニュアルを作成していくなどが求められるでしょう。
説明をしてもうまく伝えられない
資料が用意できていても内容が断片的だったり情報が不足していたりするのも、うまく引継ぎが行えない原因となります。前任者にとって知っておくべき当たり前の情報でも新人は知らないことがある、という前提が抜けていれば、説明不足の資料になってしまいます。
属人化した業務の引き継ぎが困難
経理業務が長年にわたり属人化していると、その人のやりやすいように業務が行われており標準化された手順がない場合があります。その人でなければ業務がまわらないという属人化の状態は引継ぎが難しく、自分のやり方でしか教えられません。後任者が属人化された通りの業務を行うのは簡単ではなく、結果的に引継ぎがうまくできないことになってしまうのです。
専門知識のない新人に経理業務を教えるには?
会社のお金の動きを覚えてもらう
経理業務を行う上で、会社でどのようにお金が動いているのかを把握することは欠かせません。
- 売上
- 費用
- 資産
- 負債
- 取引
お金だけでなく、情報や人、ものも含めてどのように取引が行われ、どうやって記録、管理しているかを覚えることは、経理業務をイメージするために必要だと言えます。
書類や証憑などを覚えさせる
経理業務では様々な書類、証憑が使用されます。
- 見積書
- 注文書
- 注文請書
- 検収書
- 納品書
- 請求書
- 領収書
会社が独自で使用している書類があるケースもあります。業務の流れと一緒にどのような書類をいつ、どうやって使用するのか覚えてもらいましょう。
経理規程を覚えさせる
経理規程は、その会社の経理業務に関する基本的な考え方や処理方法についてまとめられたものです。マニュアルは細かい業務の進め方や処理の方法について記載したものですが、経理規程はルールがまとめられており処理方法について悩んだ時に見ると進め方について確認することもできます。
経理のスケジュールを教える
先ほど紹介した通り、経理には日次業務、月次業務、年次業務があります。会社によっては四半期ごとに行うものもあるでしょう。年間を通してどのようなスケジュールで業務が進むのかを教えることで、どの仕事をいつまでに終わらせなければいかないかをイメージすることができます。
マニュアルを見ながら仕事をしてもらう
1人になったときでも作業できるよう、マニュアルを見ながら仕事をしてもらいましょう。マニュアルを見ても分からないことはマニュアルに足りない部分であると言えますので、前任者がいる間に修正・追記していきます。
マニュアルで業務ができるようになれば、前任者が離れても新人だけで対応できるようになり、マニュアルもしっかりと作りこまれて経理業務の標準化につながります。
新人教育が間に合わない場合の対処法は?
経理業務の引継ぎには時間がかかりますから、前任者が突然退職することになれば上手に引き継げずに経理業務が滞ってしまう恐れがあります。そこでおすすめなのが経理代行サービスの利用です。即戦力の人材が確保できなくても経理の専門家に必要な業務だけを委託することができますし、引継ぎに時間を取られることなくコア業務に専念できるのもメリットです。
また、経理代行サービスは標準化された業務フローで仕事を進めるため、特定の担当者しか業務を理解していない属人化のリスクを軽減することができます。
経理代行といっても代行会社によって対応範囲は様々です。
ここでは、多岐にわたる経理業務の対応・サポートができる経理代行会社3社をピックアップ。各社の対応可能範囲をまとめました。
経理業務を丸投げ
月5万円~依頼できる
経理の特命レスキュー隊
引用元:経理の特命レスキュー隊株式会社公式HP
(https://www.accounting-rescue.com/)
税理士や日商簿記検定1級などの会計資格を持った隊員が、経理業務をまるっとサポート。
一部業務のみを代行
記帳代行だけでも依頼できる
経理外注・記帳代行センター
引用元:経理外注・記帳代行センター公式HP(https://www.tokyo-keiri.com/)
記帳代行や年末調整代行、給与計算代行のみなど、スポットで依頼できるのが特徴。
経理業務フローを改善
体制から見直してくれる
TOKYO経理サポート
引用元:TOKYO経理サポート公式HP
(https://anshin-keiri.eiwa-gr.jp/)
事業内容に沿った経理業務フローの改善提案といった、コンサルティングも行うのが強み。