セキュリティ対策は行っているか?
外部委託する場合、気になるのが情報漏洩などのセキュリティリスク。は経理代行依頼におけるセキュリティリスクの問題と、対策について見ていきましょう。
経理代行の依頼ではセキュリティリスクはある?
経理代行の会社の多くは十分なセキュリティ対策を行っているものの、機密情報の漏洩リスクはゼロではありません。
リスクとして考えられるのが、書類の送付先や情報の送信先のミス。経理代行業者に業務を依頼する際には、会社の書類や証憑を郵送したり、データを共有したりする場面が出てきます。この際、誤った宛先に送ってしまった場合や、共有方法に問題があった場合には、社外に機密情報が漏れてしまう可能性があります。
送信ミスなどへの対策は?
このリスクへの対策として、まず書類の郵送や共有方法について、経理代行業者と事前に詳細な取り決めを行っておくとよいでしょう。
また、社内情報の漏洩を可能な限り防ぐために、信頼性の高い経理代行業者を選ぶことも重要。依頼する前にその会社の実績や評判など事前に調べておくと良いでしょう。経理代行の依頼の前に、秘密保持契約についても事前に確認する必要があります。
秘密保持契約について
機密保持契約とは、依頼者である企業が保有する情報が、委託先である経理代行業者によって外部に漏洩されたり、不正に利用されることを防ぐために、守秘義務を課す内容を明記した契約です。この契約を結ぶことで、業務委託におけるリスクの軽減にもつながるでしょう。
機密保持契約の特徴として、契約書そのものが当事者双方の押印を必要とするため、他の取引書類と比較して偽造がされにくいということ。
また、契約書を通じて取引内容を明確化・記録化できるため、経理代行業務の詳細を第三者、つまり担当者以外の者でも確認できることが特徴です。不測の事態におけるリスク回避や、トラブル発生時のリスク軽減も期待できるでしょう。
セキュリティ対策をしている会社のポイント
データ暗号化を行っているか
暗号化技術は、データの送受信時に第三者が内容を読み取ることを防ぐ基本的な手段です。SSL/TLSといった暗号化プロトコルの導入により、外部からの不正アクセスによる情報漏洩への対策が行えます。契約前にこうした対策を行っているかの確認を行うと良いでしょう。
アクセス制御はしているか
アクセス制御を行っているかも注目すべきポイントです。これは、どの担当者がどのデータにアクセスできるかを細かく管理するもので、無関係なスタッフが不要なデータにアクセスすることを防ぎます。また、二要素認証を導入しているかもチェックするべきポイントです。
物理的な対策は?
物理的な対策とは、PCや文書など持ち出しを防ぐ対策のこと。例えば、監視カメラの設置が行われているか確認することで、不正なデータ持ち出しなどの対策をしていると判断できます。
バックアップ体制は十分か
万が一のシステム障害や災害時にデータを復元できる体制が整っているかどうかを確認しておきましょう。バックアップデータが別の安全な場所に保管されているかどうかもチェックポイントです。
ISO27001などの認証を受けているか
ISO27001やSOC2といった国際的なセキュリティ基準を満たしている会社であれば、ある程度の管理体制がある会社だと判断できます。セキュリティ対策について第三者からの評価など知りたい場合、こうした認証の有無も確認しておきましょう。
経理代行といっても代行会社によって対応範囲は様々です。
ここでは、多岐にわたる経理業務の対応・サポートができる経理代行会社3社をピックアップ。各社の対応可能範囲をまとめました。
経理業務を丸投げ
月5万円~依頼できる
経理の特命レスキュー隊

引用元:経理の特命レスキュー隊株式会社公式HP
(https://www.accounting-rescue.com/)
税理士や日商簿記検定1級などの会計資格を持った隊員が、経理業務をまるっとサポート。
一部業務のみを代行
記帳代行だけでも依頼できる
経理外注・記帳代行センター

引用元:経理外注・記帳代行センター公式HP(https://www.tokyo-keiri.com/)
記帳代行や年末調整代行、給与計算代行のみなど、スポットで依頼できるのが特徴。
経理業務フローを改善
体制から見直してくれる
TOKYO経理サポート

引用元:TOKYO経理サポート公式HP
(https://anshin-keiri.eiwa-gr.jp/)
事業内容に沿った経理業務フローの改善提案といった、コンサルティングも行うのが強み。